高校は義務教育ではないため、生徒も学校の制度を把握しなくてはなりません。

高校の教育課程には3課程と2つの区分がある

高校の教育課程には全日制・定時制・通信制の3課程があり、これら3課程には学年制と単位制の区分があります。学年制は各学年単位で教育課程を修了することが出来ますが、単位制になると各学習時間単位で教育課程を修了させなくてはなりません。大学では単位制のみを用いていることが一般的、大学では単位が規定を満たさないと留年になり卒業できませんが、単位制高校では各学年ごとに教育課程の区分を設けていないため各学年での留年はありませんが、皆と一緒に卒業ができなくなるので生徒は各授業へ真剣に取り組むようになります。

海外での単位制は更に細分化されている

単位制は更に細分化されており、高校で主に利用されている通年単位制は1年間の学習成果によって単位が与えられ、大学で主に利用されているセメスター単位制は半年間の学習成果によって単位が与えられます。セメスターとは1年を春学期と秋学期に分け学期ごとに単位を認める制度、日本では2学期制の意味で利用されています。近年は高校から海外へ留学する方が増えており、海外ではクォーター制(4学期制)・トリメスター制(3学期制)、セメスター制(2学期制)の区分があり、学年によって区分を使い分けているスクールも存在します。

メリットとデメリット

学年制高校は1学年に履修しなければならない単位が決められているため、単位不足になると留年してもう一度同じ学年をやり直さなくてはなりません。一方、単位制高校では各学年ごとに単位数が決められていないため進級は可能ですが、単位数が足りないと当然卒業は出来ません。学年制高校では予め履修しなければいけない授業が学校によって決められているため生徒には選択の余地がありませんが、単位制高校では自身で興味のある授業を生徒自らの意志で選択できます。反面デメリットもあり、単位制高校では授業毎にクラスが変わるため、学年制高校に比べクラスの団結力は弱くなりがち、また好きな授業ばかり選択していると将来の道を狭めることにもなりかねません。

単位制高校とは、大学と同じように必修科目はありますが、自分の興味に応じて好きな科目を選択して学ぶことができます。留年という概念は事実上なく、必要な単位数を取得すれば卒業できます。